アトリエ・イジュウイン | 岐阜県 HP制作    

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こんにちは。嫁です。

突然ですが、グリーンウッドワークという言葉を
耳にしたことはありますか?
私は今まで全く知らなかったのですが、
夫が山や森に関わるようになってから、とあるきっかけで知ることとなりました。

今日は、そのグリーンウッドワーク(以下「GWW」)について
魅力などをお話ししたいと思います。


まず、GWWとはなんぞや?
にお答えしますと、

「グリーンウッド(GREEN WOOD)」 は「生木」を意味します。
「生木」とは、森から伐採したばかりの 乾燥していない木のことです。
その生木を伝統的な手工具を使い(大型機械や電動工具は使いません)
割ったり 削ったりしながら小物や家具をつくる ものづくりを「グリーンウッドワーク」 といいます。
〜NPO法人グリーンウッドワーク協会 ホームページより引用〜

初めて聞いた時私は
「生なのはわかった。でもだからなんなの?」
と思っていましたが、実際にGWWを体験してみて
本当のその楽しさを知ることとなります…。

そもそもGWWとの出会いは、
先日夫がアップした
「森さんの森ツアー開催しました。」 
の話で登場している、キコリの森さんがきっかけです。

森林関係で知り合った森さんですが、
GWWをしていることを知り興味を持った夫が、
ぜひ一度体験してみたいとお願いしたことが始まりでした。

森さんはその頃、スプーンを100本作る!という目標で制作されており、
(今も絶賛100本チャレンジ中です)
知り合いに幼児用のスプーンをプレゼントしたりしていました。
ちょうどその時、うちの娘も離乳食に小さなスプーンを使って
食べさせていたので、それを体験で作ってみることになりました。

昨年2022年の夏、森さんのお家におじゃまして、初めてのスプーン作り。

その時の写真がなかったので、インスタストーリーの画像で失礼します。
だいたいの制作の流れはこうです↓

切り出した木から、斧でだいたいの大きさにしておき
作りたいスプーンの形を鉛筆などで印しておきます。


最初は斧でざくざくとある程度のサイズまで小さくしていきます。
この作業は、腕の筋肉を意外と使うし
初心者は時間もかかって結構ハードです。。。

ある程度、目標の形まで削ることができれば、
次はナイフを使ってより細かくスプーンの形に整えていきます。

わかりにくいですが、こんな感じの作業です↓

ちなみに、私はこの作業が一番没頭でき、めちゃくちゃ楽しくて、
「GWWサイコウやん!!!!」ってなりました笑

長時間作業すると、ナイフを押す親指が痛くなってきますが
やりだすと楽しくて、なかなかやめられない・・・。

こうしてできた私たちの処女作。
右が私が作った娘用スプーンで、左が夫が作った大人用スプーンです。
どちらも森さんが用意してくださった、「朴の木(ホウノキ)」で制作しました。

形が歪んでいたり、口に入る部分が削りすぎて薄かったり、と
処女作らしく反省点はありますが、めちゃくちゃ愛着のある作品です。


その後も娘が自分で使うスプーンを作り…↓

(今、とても上手に使って食べてます♪)

スプーンから少し規模を大きくしていき
スツールなどにも手を出しています!(どれも楽しい!)

今はこの制作を自分たちが楽しむだけではなく
他の人にもこの楽しさや魅力を知ってもらいたい!と思うようになりました。

余談ですが、GWWは欧米発祥なのですが、
2018年に木のスプーンを手作りするイベント<スプーンフェス>がイギリスで開催され、
参加チケットが発売数時間で売り切れ、ヨーロッパ各国はもちろん、
はるばるアメリカや中東からの参加者もいたそうです。

GWWの本でこのフェスについて読んだのですが、
緑のたくさんある公園のようなフィールドで、
参加者はテントで寝泊まりして、2日間の合宿的な内容で行われていました。

それを見て、「これこの辺でできるじゃん!」と思いました。
イベントができそうな良い場所もたくさん思いつきました。(勝手に笑)

なので今は
そんなイベントを今住んでいるこの地域で開催することを目標にして
まずはもう少し自分たちの技術をあげて、
人様に教えられるくらいの自信をつけられるよう
たくさん制作を重ねているところです。

そして、近いうちに小さくても1歩踏み出せたらいいなと思っています。

またイベントについても、ここでお知らせ・報告したいと思います。


今回は、最近の私たちの中でとってもアツイ!GWWのお話でした!
また次のブログでお会いしましょう♪

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